ティンバーランド アースキーパーズ サイズ
今回の〈ポルトガル映画の巨匠たち〉で行けたのは、ジョアンセーザルモンテイロ『黄色い家の記憶』(1989)のみ。本作はこれまで縁に恵まれず、恥ずかしながらようやく初見。『神の喜劇』(1995)の前日譚というか、同じ主人公ジョアンデデウス(監督の自演)の身に起こる小事件の集積がモンテイロ映画にもたらす緩やかな共有性は、ジャックタチのユロ氏のように無責任なそれで、シリーズ映画が宿命的にまとうきまじめさ(伏線の遵守やら、前作からの問題解決など)から無縁であり、「こういうのが映画だろう」などとこちらまでが無責任な放言に誘われていくのである。.
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