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憲法は、言って見れば、政府の権力に一定の限界づけを与えるに有効なものを、最低限に定めることでもって満足するものである。そして、本来の立憲主義的な立場からの憲法は、政府以外のものどもに向かって、それらの権力形成的なあり方を抑制したり、抑圧したり、あるいは違法化したりすることを、もともと目論むものではない・・・本来の立憲主義はと書いたのは、記されないと書いたことどもを、その条文に含んだ憲法が、実際には存在しているからである。そして、そうした実例は、それぞれの憲法が制定された時点での、固有の政治情勢に起因するものであって、立憲主義思想に由来するものではないさて話進めて、・・・、いや話戻って、・・・、いや、はて？、あれ？安倍・自民党の改憲に反対する、いわゆる護憲の論説は、その大半のものが、個人の尊重を云々していながら、しかし民主主義を否定するまなざしが、随所に見え隠れしている例えば伊藤真「憲法は誰ものか？」岩波ブックレットは、その六頁で立憲主義の説明を始め、その意義を述べていく。.
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