ティンバーランド たためる
この「鉄輪」では鬼の角の無い「橋姫」という面が使われたけれども、彼女はれっきとした鬼なのだ鬼の能の面白さを感じると共に、なぜ、鬼は人の心を惹きつけるのか、どうしても気になった。それに、なぜひどい目にあっても鬼になる人とならない人がいるのだろう?たとえば、六条御息所とか「黒塚」の鬼女、阿部仲麻呂とか菅原道真(亡くなった直後は鬼神といっても良さそう)とか崇徳院とかは何故、鬼になってしまい、どうして小野小町とか建礼門院とか和泉式部、中将姫は鬼にはならなかったのだろう?不思議に面白いのは、鬼にならなかった人に人々の同情が集まる一方で、本来は忌み嫌われてもおかしくない鬼に対しても、人々は同様に、もしくはそれ以上に、同情し共感するのだ。どうしても鬼のことが気になってしまい、馬場あき子さんの『鬼の研究』(ちくま文庫)を買ってしまった(ファンの責務でもある!)狂言口開で始まる。.
ティンバーランド 革ジャン