ティンバーランド レッド

ほかのカップルは、最初は男がそれぞれ強気に彼女に接しているが、じつは彼女が彼氏を操りながら、ラストのどんでん返しに突き進んでいく時に、本音かと思えば、実は嘘であったり、純情そのものかと想えば、しっかり、デリヘルのバイトをしていたりと、交錯する男女の本音と嘘の繰り返しがとにかく軽妙で楽しい冒頭の、全員集まるシーンは複数のカメラで延々とワンカット撮影に近い演出。その後は、様々な男たちの部屋を順繰りにとらえていく。そこに描かれる若者たちの物語は、決して、この作品の中の出来事にとどまらず、年代を超えたおもしろさが見え隠れするから絶妙である締めくくりは、さんざん、純情な女の子と描かれ、最後は妊娠まで告白して、彼氏と涙ぐんだ女性が、実はデリヘルで、最初に集まった友人の一人に呼ばれて行ってみてびっくりとなって暗転エンディングまさかまさかの繰り返しで、転換のテンポもリズム感も最高で、二時間あまり、ぜんぜん退屈しない。. ティンバーランド 火の鳥